2008年11月16日

ホモ・エレクトゥスは安産型だった?研究成果


エチオピアで発見された120万年前の女性の骨盤の化石が、人類の進化の歴史に新たな光を当てようとしている。

インディアナ大学ブルーミントン校(Indiana University Bloomington)のSileshi Semaw氏らの研究チームが、2001年にエチオピア・アファル(Afar)州のゴナ研究地域(Gona Study Area)で120万年前のホモ・エレクトゥスの女性の骨盤の化石を発見した。この時代のほぼ完全な骨盤の化石が見つかったのはこれが始めてだった。研究チームが化石を復元したところ、産道の大きさが従来の推定よりも30%も大きい上、幅が広く平べったい形をしていることが分かった。

従来の産道の大きさは、ケニアで見つかった150万年前の若い男性の骨盤の化石を元に推定したものだった。人類は長距離を走っても体温を一定に保ちやすいように、背が高く、スマートになるように進化したと考えられてきたが、このような体型では骨盤の幅も狭くなり、大きな脳を持った子どもを生むことが難しくなる。このため、これまではホモ・エレクトゥスは現代の人類と同じように小さい脳を持った子どもを生み、長い時間をかけて育てていたのだろうと考えられていた。

今回の発見は、ホモ・エレクトゥスがこれまで考えられていたよりもずんぐりした体型で、大きな脳の子どもを生むことが可能だったことを示している。それまでに見つかっていた女性の骨盤の化石は、同じくエチオピアで発見された320万年前のルーシー(Lucy)のものしかなかった。今回の化石はルーシーよりも大幅に新しいため、Semaw氏はホモ・エレクトゥスの骨盤入口部、ひいては新生児の大きさについてより正確な情報を与えてくれるだろうと話している。

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posted by toshi at 11:36| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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